VIC-1001のお部屋



 VIC-1001画像1  VIC-1001画像2(箱)

桑原 正博 さんの VIC-1001 への思い入れ(投稿ありがとうございましたm(__)m)

VICを購入したのは大学二年(法学部でした)のとき。
その当時の主流パソコン(マイコンかパーコンって呼ばれていた)は、国産ならPC-8001かMZ-80、外国製ならApple?だったと思います。その中でVICを選んだ理由は、69,800円でカラー、3和音、しかも家庭用テレビで表示できるという「安さの魅力」から。地方出身の下宿大学生にはこれが最大の価値に違いないです。購入したのは西武デパート池袋店。なぜここで買ったのかは記憶はない。メモリーが少ないことや画面が22文字×23行であること等々の欠点も「必要に応じて周辺機器を買い揃えればPC-8001に匹敵する」と思っていました(後でそうはならないことを知る)。

VICのテクニカルな特徴(長所や短所)は、インターネット上で数多く目にすることができますので、詳しくはそちらに譲るとして、私自信がVICを使っていての印象や想い出を少々、、、

やはりVICはゲームマシーンでした。1行22文字の画面は、プログラムのリスト表示では文字がバラバラと散らばっているようで大変見にくいのですが、ゲームキャラクタの表示を考えるとちょうど良いサイズ。また、内臓されたA/Dコンバータやコントローラポートを利用すると、ちょっとした部品を買ってくるだけでパドルやライトペンなどを簡単に自作できる。当時の簡単なゲームでも、パドルによるブロック崩しやミサイルコマンド、ライトペンによるもぐらたたきなど、キーボード操作に比べれば楽しさは全く違います。これが自分で簡単にできるのですから。

良くなかったところの一番目は、やはり1行22文字の画面。BASICのプログラミングでは、一つの行番号には画面上で4行までしか入力できなかったため、独特の省略形コマンドを駆使しなければならず、また、リスト表示して4行 を越えた分は、再度、省略形で打ち直すはめになるのです。機械語では、1行に入力できるのはたった4バイト(そういえば、コモドールから提供されていた機械語モニタは1行に5バイト!という中途半端な物でした)。入力する量が増える訳ではないけれど、意味不明の16進数が並ぶリストの行数は、普通の2倍。それだけでゲッソリです。

次の問題点は、増設するメモリーの量によって、VRAMの位置が変わってしまうこと。機械語で作ったゲームでは、必ず増設メモリー量を合わせる必要があった。もう一つ。電源部が非常に弱く、暑い日に長時間使用していると供給電圧が低下してフリーズ、一所懸命入力していたプログラムがパア、ということがしばしば。(電源部の修理で入院2回、当初なかった大きなヒートシンクが付きました。)いずれも、自分でプログラムするのではなく開発されたゲームを利用するだけなら、問題になることは少ないはずで、そう言う意味で良い面も悪い面もすべてがゲームマ シーンな訳です。

それにしても、ブロック崩しやクレイジーバルーン等のちゃちなゲームができるといって大学生が何人も集まっている姿は、今となっては滑稽な想い出です。手軽なコンピュータが発売されたおかげで、相当の出費(雑誌だけでも)と大した時間、労力それに少しだけ頭脳を費やしたものだと、今さらながら感じます。しかも、それらは直接 的には今の仕事には役に立っていません。趣味とは、そのようなものですか?



VIC-1001マシンスペック

名称 VIC-1001
発売日 1981年?月?日
定価 69800円
MPU 使用CPU MPS-6502A
クロック周波数 1.0227MHz(14.31818MHzを14分周)
RESET パワー・オン
割り込み カード・エッヂに開放
ROM 使用ROM MPS-2364 x2
MPS-2332 x1
容量 20KB
最大32KBまで拡張可能
RAM 使用RAM MPS-2114 x10
容量 5KB
最大32KBまで拡張可能
CRTインタフェース 使用コントローラ MPS-6560
スクリーン構成 22桁x23行
文字構成 8x8dotマトリクスキャラクタ128種
8x8グラフィックキャラクタ64種類
グラフィック機能 176x160または88x160
カラー機能 キャラクタ 8色
バックグランド 16色
ボーダー 8色
カーソル リバース・ブリンク・カーソル
その他 リバース
カセット・インタフェース 方式 コモドール方式
ボーレート 500ボー
サウンドジェネレータ 構成 サウンドジェネレータx3(別個にコントロール可能)
ホワイト・ノイズ・ジェネレータx1
音域 128Hz〜16KHz
ユーザー・ポート 方式 8ビット・パラレル/8ビット・シリアル入出力兼用
シリアル・インタフェース 方式 コモドール方式
ボーレート 50/70/134.6/150/300/600/1200/2400/3600
キーボード 方式 ソフトウェア・スキャン
キー JIS準拠フルキーボード
4ファンクション・キー、カーソル・コントロール・キー、
コントロール・キー、コモドール・キー、レストア・キー
電源 電源電圧 AC100V±10%、50/60Hz
消費電力 18W
使用条件 使用温度 0℃〜40℃
使用湿度 20%〜80%(ただし、結露しないこと)
保存温度 -5℃〜60℃
外形寸法 404(W)x204(D)x74(H)mm
重量 1.8kg


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